マカ - 2008/07

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2008年7月
   
   

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2008年07月03日(Thu)▲ページの先頭へ
マカのグルコシノレートについて

最近、マカのグルコシノレートについてのお問い合わせが多く寄せられていますので、今回はマカのグルコシノレートについて説明したいと思います。
マカの有効成分はグルコシノレートではないか? と言われ、近年ではマカ販売店もグルコシノレートの含有量(総量)を表示して販売しているのを見かけるようになりました。
グルコシノレートの含有量(総量)がマカの品質を判断するバロメーターであるかのような説明をして販売している販売店も見かけます。

マカの有効(機能性)成分は本当にグルコシノレートなのか?

マカの有効成分は残念ながらまだ解明されていません。仮にグルコシノレートが有効成分だとしたら、なぜ他のグルコシノレートが含有されている野菜を食べてもマカの効果が表れないのか? マカだけは、特別なグルコシノレートが含有されているのか? まだ解明されていない点がたくさんあるのです。

グルコシノレートとは

グルコシノレートは主にブロッコリー、キャベツ、ダイコン、ワサビ、カラシナなどのアブラナ科植物に含まれる成分です。この物質は辛味成分の素であることが知られており、約300種のものにグルコシノレートが含有されています。グルコシノレートは種類が多く、その作用は人間や動物に害を与えるものから抗がん作用等の機能性成分まで含まれていることが分かっており、いずれも硫酸基とブドウ糖を構成要素として含む複雑な化合物です。このよに、グルコシノレートは、マカ以外の野菜にも数多く含まれている成分であり、単にグルコシノレートを多く摂りたいのであれば、他のより多くグルコシノレートが含まれている野菜でもいいわけです。

日本においてマカを長年研究してきたことで有名な近畿大学教授の見解では、マカの有効成分はベンジルグルコシノレート『(注)グルコシノレートとベンジルグルコシノレートは全く違う成分』か、もしくはグルコシノレートを抽出する際に付随抽出される代謝物ではないか、というようなことが発表されています。 また、別の研究者は、ベンジルグルコシノレートと構造がよく似たベンゼン環を有する成分によるものだという説もあります。さらに、別の研究者は、マカの有効成分は、マカに含まれる様々な成分による複合的なものだという説もあります。しかし、いずれもまだ、科学的に特定するに至っておらず、究明中です。
要するに、マカの有効成分は現時点では分かっていないというのが実情なのです。
このような現状から、グルコシノレートの含有量(総量)を表示してマカ商品の優位性をアピールしている販売店は認識不足と言わざる得ません。

※参考までに、分析書に下記のように記載されているものは総グルコシノレート含有量を表しているものです。
(例1)
concentration glucosinolates,% 1.6
(例2)
glucosinolates concentration,% 2.3

マカの総グルコシノレート含有量が高い数字になっている原料でも、有効成分ではないかと推測されているベンジルグルコシノレートが僅かしか含有されていないマカエキス原料が多数確認されていますので、総グルコシノレートの含有量だけでは判断できません。日本では近畿大学などが分析しているベンジルグルコシノレートの含有量分析証明書は信用できます。
また、グルコシノレートの含有量分析方法は複数あり、分析方法によって同じ原料でも数字が大きく変わってきますので、どのような分析法で測定したのか?も大切な要素になります。海外で分析して発行されている分析証明書は、総グルコシノレートの含有量を表記しているものが多いようです。

※一部のマカ販売店で、全く読み取れない小さなグルコシノレート分析書を掲載して、他の商品の7倍もグルコシノレートが含まれていると宣伝しているもの、実際には総グルコシノレートの含有量にも関わらず、ベンジルグルコシノレートの含有量のように説明して販売しているものなどが確認されています。騙し業者にご注意ください。

マカのグルコシノレート含有量について